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ベンチの上で猫が二匹、桜の木を見上げていた。 猫にも桜の美しさがわかるのだろうか?。
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昼夜逆転が長すぎて戻すのがしんどい生活を送っております
体調面はそれほど悪くないから、その辺の不規則さに体がついていけるかが勝負
年末年始で「LOST」と「プリズン・ブレイク」をざっと20本は見たかな?
共通するのは、登場人物たちの「現状の打開」と「それぞれの事情」をカットアップしてつないでいくという手法だ
シナリオや演出、編集方法という意味でも、このカットアップは実にテンポが良くて見易い
これは「24」以降という見方をしていいんじゃないだろうか
「24」は対テロの現場という時間軸の中で起こるドラマ
「LOST」は飛行機事故で落ちた孤島でのサバイバルと事故前の人生の時間軸が交差するドラマ
「プリズン・ブレイク」は脱獄計画という時間軸の中で囚人たちのドラマ
「LOST」はシーズンが進むといきなり宗教的テーマが浮かび上がってくるのが面白い
運命的に払う犠牲や、タイムスリップして状況が変わり敵が味方なったりして自己が変質した時、
それを肯定するのか否定するのか選択を迫られたり
「24」は対テロと情報戦の中での人権がテーマ
テロによって失われる命とテロの情報を持った人間をどこまで追い詰められるのか
そのための犠牲を厭わないバウアーを責める事ができるのか
「プリズン・ブレイク」は「組織」や「政府の腐敗」との戦いの中、
「家族や兄弟の絆」や「仲間」「恩義」で話が進んでいく
それぞれに共通するのは社会と生活、生まれや育ち、家族の事が丁寧に追っていく事で
ドラマに厚みができ、その上で困難な現状の中で次の選択を迫るという点だ
これで面白くならないはずがないな
そういう意味で国産のドラマやアニメがそういったものに挑戦しているか?というと残念としか言いようがない
それは日本社会そのものが、ものすごく曖昧で薄っぺらいものであるからの様に思えてならない
大人が大人の発言をしていない、大人が社会を想像できてないのではないか
そうでないものが真っ先にたどり着くものは「金」と「権力」と「エロス」しかない訳で
それがつまり今の社会であり自分なのだと確認するに至る
それを繰り返して歴史は紡がれるのか
2010.01.08 | Comments(0) | Trackback() | 雑記
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