真夜中の公園は猫の溜まり場

去年履けなかったズボンが今年ははけるという事件が昨日起こった。

去年まで、昼は学校へ行き夜はバイトと、二足のワラジ状態が長く続き、
過労とストレスが随分溜まっていたように思う。
もともと食に関する欲求は少ないほうで、間食する習慣も子供の頃から無いのだが、
今考えてみると、どうやら食でソレを解消していたらしい。

日々を思い返してみれば、昼間学校へ行き、昼時ともなればいわゆる弁当を買い、
時にはというか割とひんぱんに定職屋で食事をしたし、
夕飯時は結構な率でいきつけの安い店でハンバーグ定食やステーキ定食を喰らい、
バイト先に着いては小腹が減ったと称して会社の目の前にあるコンビニでスパゲッティ＋おにぎり二個セットや、カップ麺＋おにぎり二個セット、時にはお買い得寿司特盛を買い、平然と食していた（飲み物もな）。
そして冬場ともなれば、食堂で電子レンジでサトウのご飯を暖め、
給湯室のコンロでミニ鍋などを一気呵成に調理しては毎晩汁も残さず全てを平らげていたのはよい思ひ出だ（遠い目）。
ちなみにミニ鍋はセブンイレブンが一番美味い。
極めつけは自宅でのアニメを見ながらの缶ビールとコンビーフのゴールデンコンビネーション。

一応、高校を出てからというもの、肉体労働ばかりの仕事をしてきたので、
筋肉こそ付きこそすれ「贅肉だと？フッ、笑止千万」と、車田正美風を吹かせていたが、
これらの乱れた食生活が一息に吹き飛ばしてしまった。
まず顔が太った。
腹の肉が気になったつーか、つかめた。
シャツを着ると少し腹が気になった。
そしてズボーンが履けなくなった。
それからというもの、「醜く太った夢」を何度か見てしまい、
しばらくその恐怖におののく生活が続いた。

で、食生活を改めた。
出来るだけ実家で食事をし、朝昼は出来るだけ食べず、仕事先でもおにぎり二個と味噌スープだけ。
実家で飯を食う時は出来るだけおかわりをせず、仕事に行く時には出来るだけ歩く事にした。
効果はすぐに現れた。
まず、胃がもたれなくなり、お通じも快調、ニキビも減ったように思う。
そしてついに、この「去年履けなかったズボンが今年ははけた事件」が起こったわけだ。
おおッスバラスィ～！ハラショー！

だがしかし、この後、まさかあんな事になるとは、神ならぬこの身には知る由も無かった・・・。

つづけ