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躁と鬱が激しい
万年思春機
某アニメ専門学校を卒業するもバイトの日々
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2024.11.28 |

トイレで流す涙の味は



CSで「積み木くずし」を少し見る
藤田まことの映画はTVドラマよりも良い印象がある
まだ若い頃っていうこともあるんだろうけど

それにつけても、昔の日本映画のフィルムの質感や
画の狙い方にメリハリがあって非常に見易い
何を見せるのかはっきりしているんだろうな

高校を出てしばらくアルバイトなどしながら映画について考えたりしていた時
「映画って撮影する順番とかどうやって考えてるんだろう」とか疑問に思った
なにかの映画誌で「そんなことも頭の中で出来なきゃ監督など出来ない」という
インタビュー記事を本屋で立ち読みし「マジか?」と冷や汗をかいた
正直「こんなん俺にはできっこねぇな」と思った

NHKのドキュメントか何かで黒澤明が絵コンテを描いていたらしい事を知り、
高校時代コミケで買った「戦少女イクセリオン」の絵コンテと、
樋口真嗣の「ガメラ2」の絵コンテを引っ張り出し、
その後、押井守の洗礼を受け「GHOST IN THE SHELL」の絵コンテを購入する

これでもう「俺にはアニメしかない」と思った
絵コンテなら全体を把握することが実写よりも容易だからだ
これなら俺でも監督になれるかもしれない、という希望が沸いた

なによりブックオフで「劇場版パトレイバー」の中古LDを千円でたまたま買って見たら
「これは映画そのものじゃないか!」と衝撃を受け
「アニメでも映画を表現できる」と確信したのが大きかった

そして「フィルム」が自分にとって「映画」だったので、
TVドラマに全く関心が行かなかった事が最終的に実写には向かわせなかった

こうしてアニメ専門学校に行く事になった


次回 「衝動を渇望し、社会に出て絶望す」 にご期待下さい

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2007.11.28 | Comments(0) | Trackback() | 雑記

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